時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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著者:ブライアン・グリーン(著)、青木 薫(翻訳)

出版社:講談社

分類:物理学

出版日:2021/12/3

 

超ひも理論を一般向けに解説した世界的ベストセラー「エレガントな宇宙」等で知られるブライアン・グリーンの新書。著者の専門である宇宙論に加えて、生命誕生から意識の謎までを取り扱っており、Am〇zonのレビューでも非常に評価が高い。そのためかなり期待が大きかったが、個人的にはやや冗長で、特に著者の専門から外れる第4章~第8章については、前後の宇宙論との関連性がいまひとつわからなかった。第2章と第3章のエントロピック・ツーステップの話は面白かったのだが・・・。個人的に世界的ベストセラーとはどうも馬が合わないことがあるようで、そういえばユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」も退屈で途中で投げ出した記憶がある。