嘘だらけの池田勇人
著者:倉山 満
出版社:扶桑社
分類:昭和・平成、ノンフィクション
出版日:2021/9/29
読みやすさ:☆☆☆(とても読みやすい)
リアルタイムで池田勇人の時代を知らず「池田勇人=所得倍増計画」ぐらいの認識しかなかったので、初めて耳(目?)にすることが多く勉強になった。サクサク読めるので、池田総理に至るまでの政党・政治を流れをざっくりと振り返るのにもちょうどよい。吉田茂と田中角栄は半ば神格化されているのに、池田勇人についてはほとんど顧みられることがないというのは、改めて奇妙なことだと思う。あと、池田の跡を継いで総理になった佐藤栄作(非核三原則)については、中国の台頭を許した今の時代からみると確かに評価はできないのかも・・・。