
著者:山口 晃
出版社:祥伝社
分類:東洋・日本美術史
出版日:2012/11/1
読みやすさ:☆☆☆(とても読みやすい)
鳥獣戯画が甲・乙・丙・丁の全4巻からなることすら知らなかったが、著者の語り口もあって非常に面白く読めた。日本美術の通史というわけではないが、西洋美術との空間の捉え方の違いなど、読んでいてなるほどという感じ。そもそもこれまで日本の絵画や画家に詳しくなかっただけに、新しい発見の連続でした。下手な素人より、中途半端にうまい絵描きの方が救いようがない、というのは言い得て妙だが、これって絵画に限らずどの分野でもそうなのかもしれない・・・。