科学読み物

思考実験 科学が生まれるとき

著者:榛葉 豊 出版社:講談社 分類:科学読み物 出版日:2022/2/17 取り扱っている内容そのものは興味深いのだが、個人的にはしっくりこなかったというのが正直な印象。著者の主張が今一つ理解できず、モヤモヤとした読後感だった。バリバリの研究者が書い…

時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

著者:ブライアン・グリーン(著)、青木 薫(翻訳) 出版社:講談社 分類:物理学 出版日:2021/12/3 超ひも理論を一般向けに解説した世界的ベストセラー「エレガントな宇宙」等で知られるブライアン・グリーンの新書。著者の専門である宇宙論に加えて、生…

学術出版の来た道

著者:有田 正規 出版社:岩波書店 分類:科学読み物 出版日:2021/10/11 読みやすさ:☆☆☆(とても読みやすい) 研究者にとってはお馴染み(?)の学術出版について紹介した本。表紙に書かれているように、研究者ですらよく知らない(であろうと思われる)内…

科学はなぜわかりにくいのか - 現代科学の方法論を理解する

著者:吉田 伸夫 出版社:技術評論社 分類:科学読み物 出版日:2018/4/14 読みやすさ:☆☆☆(とても読みやすい) 東大理学部物理学科(専攻は素粒子論、特に量子色力学)出身のサイエンスライターによる、科学の方法論に関する著書。同じ著者による量子論や…

LIFE3.0-人工知能時代に人間であるということ

著者:マックス・テグマーク(翻訳: 水谷 淳) 出版社:紀伊國屋書店 分類:科学読み物、人工知能 出版日:2019/12/27 読みやすさ:☆☆☆(とても読みやすい) 理論物理学者でありながらAI研究も積極的に行っているマックス・テグマーク氏(マサチューセッツ…

読む・打つ・書く:読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々

著者:三中 信宏 出版社:東京大学出版会 分類:科学読み物、ノンフィクション 出版日:2021/6/19 読みやすさ:☆☆☆(とても読みやすい) タイトルの「読む・打つ・書く」は、それぞれ「読書・書評・執筆」のことを指す。基本的には、理系の本を対象にしてど…

知ってるつもり: 無知の科学

著者:スティーブン・スローマン、フィリップ・ファーンバック(翻訳:土方奈美) 出版社:早川書房 分類:科学読み物 出版日:2021/9/2 読みやすさ:☆☆★(読みやすい) 個人の知識の限界、集団(コミュニティ、ネットワーク)の重要性について、様々な事例…